長いマットをくるっと巻いて、トンネルを作って、先生が「暗い所も自分の力で出ようね。」と言いました。子ども達は手足を使って這って出てきました。次に、それの上を「グラグラする所もバランスよく歩いてね。」と言いました。この日の体育教室は、いつもの跳び箱等の他に、災害の時の避難にもつながる内容もありました。子ども達は笑顔でやっていましたが、短いトンネルでも、「暗いとここわい。」と呟いていた子もいました。子どもにとって、暗闇は恐怖を感じて動けなくなってしまうこともあります。地面が揺れたらなおさらです。能登半島地震ではそのような怖い思いや、家族と別れ、寂しくつらい思いの子ども達がたくさんいることだと思います。地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、避難を余儀なくされた子ども達や家族の皆様が一刻も早く安全な日常を取り戻せることを切に願います。