愛知県の東部に位置する新城市は、豊川上流域の中山間地に位置し、豊かな自然環境に恵まれ、長篠城址跡や設楽原決戦場を始めとする史跡や戦国の歴史、能や歌舞伎などの郷土芸能などの文化の息づくまちであります。
平成27年度に新東名高速道路が開通し、新城ICができたことにより、都市部から多くの来訪者による賑わいが創出されています。また、新たに東名高速道路のスマートICが本市南部に開設される準備が進んでおり、交通ネットワークの拡充による更なる産業振興が期待されています。
本市の農業は、中山間地の特性を生かした、水稲、施設園芸、畜産など様々な分野にわたり、特に奨励作物としてのトマト、イチゴ、ホウレンソウなどの施設園芸においては、市外からのIターン、Uターンの新規就農者も確実に育っています。
農業従事者の高齢化と担い手不足という厳しい状況にありますが、奨励作物の産地化、新規就農者の育成、遊休農地、空きハウスの活用などを進めるとともに、今後は、自動化、ロボット化によるスマート農業による収益性の向上に向けて「農林業公社しんしろ」の果たすべき新たな役割が求められると思います。
農業従事者が希望をもって従事できる環境整備や支援を行い、事業の推進に取り組んでまいります。
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